2016年7月10日行われる参議院選挙。パパママ・子育てに味方の政党はどれか、各党の政策を比較してみると。。。
- 政党ごとの「子育て・保育」政策の概要
- 「子育て」が邪魔ものという意識
- 各党とも「ママさん・パパさん」は重視しない
- 20代・30代の投票率が低いから「パパママ」向け政策が弱い
- なんと「20~24歳」は「70~74歳」の半分の投票率
- パパママよりもシニア重視
- 結論:どの政党が与党になっても、子育ての現況は変わらない
7月10日に行われる、参議院選挙。
急に経済が冷え込み、アベノミクス効果が疑問視されたり、選挙権が18歳からになったりなど、いろいろと波乱がありそうな選挙となりそうです。
今回の選挙では、各党・候補者で、さまざまな公約を掲げています。
ここでは、当保育アプリmoimoiが関係する、「子育て・保育」分野において、どういう政策があるのか、候補者で見ると、各地域により異なるので、ここでは、政党ごとに比較してみたいと思います。
政党ごとの「子育て・保育」政策の概要
政党 | 子育て支援政策概要 |
---|---|
自由民主党 |
|
民進党 |
|
公明党 |
|
日本共産党 |
|
おおさか維新の会 |
|
社会民主党 | ? |
生活の党と山本太郎となかまたち |
|
日本のこころを大切にする党 | ? |
新党改革 | ? |
こうしてみると、「子育て・保育」分野を変える抜本的政策が、思ったよりもあまり無く、現状と変わらないような。。。。
「子育て」が邪魔ものという意識
ちょっと気になるのは「受け皿」という表現。
「子育て」中の世帯では、赤ん坊や幼児が邪魔でしょうから、それを預ける「受け皿」を増やしますよ、というような感じがしてしまいます。
十数年前にあった「介護」のときと同じような視点です。
家にいる「おじいちゃん・おばあちゃん」が邪魔でしょうから、預かれる施設を増やします。というような感じ。
「語彙力」の問題というよりも、そういう「認識」の問題なんでしょう。
為政者が、そういう認識では、「保育士」のみなさんの待遇等も、改善されないと思います。
各党とも「ママさん・パパさん」は重視しない
ママさん・パパさんの声が届いていないのか、あるいは、そういう政策を訴えても、ママさん・パパさんの票が獲得できないからか。
この「子育て」分野は、社会の助けが必要で、もっと政策を打ち出す必要があると思うのですが。
なぜか。
20代・30代の投票率が低いから「パパママ」向け政策が弱い
すると、こんな調査結果を見つけました。
年代別の投票率です。
これをみると、今、子育てで現役の20-30代の投票率が、全世代で最も低い、という結果になっています。
20-30代の子育て現役世代に向けた政策を用意するよりも、シニア向けに政策を訴えた方が、票を獲得しやすいのではないか、という選挙戦略を各党で判断してしまうのではないでしょうか。
なんと「20~24歳」は「70~74歳」の半分の投票率
この調査結果を、少し深く見ると、
「20~24歳」の投票率:35.30%
「70~74歳」の投票率:76.46%
選挙の若者離れが起きているのも事実。
今回、選挙権が18歳からに引き下げられて、どうなるのか。この傾向は変わるのか。初年度だから、高まるのか。あるいは、思ったよりも低いのか。
パパママよりもシニア重視
従来のように、シニア向けや、農業向け支援などの政策を打ち出した方が、票田が広いことは確かだと思います。
この結果を見ても、その通りの結果です。
結論:どの政党が与党になっても、子育ての現況は変わらない
残念ながら、 今回の選挙は、どの政党が与党になっても、「子育て・保育」分野において、パパママの皆さんには、あまり恩恵はなさそうです。。。
もうしばらく、自分たちで頑張って、「子育て」をしなければいけない。