現在の保育園の数は約29,000施設、そして233万人の児童が保育園を利用している。それでも、まだ足りない?
こんにちわ、ミシマです。
今回は、日本の保育園の状況について紹介です。
「保育園落ちた日本死ね」の現状
「保育園落ちた日本死ね」
この3ヶ月ほど、このフレーズがネットから生まれ、いろいろな波紋が広がっています。
誰が発しているのか、言葉の品位は別にして、日本の「保育」「共働き」「子育て」における問題を、かなり端的に代弁しています。
利用したくても利用できない保育園
そもそも、なぜ保育園に入れないのか。
入園試験があるわけでもなく、定員以上に利用希望者がいる状態ということです。
現在の保育園の数は、
約29,000施設
(出所:厚労省「保育所等関連状況取りまとめ(平成27年4月1日)」より)
前年が約24,000施設なので、一年間で約4,000施設と、かなり増やしています。
これは、新設した「こども園」の制度などで、急ごしらえした結果でもあります。
一年で約14万人の定員を増やした
その結果、保育園等の定員が増えて、利用者も増えています。
保育所等を利用する児童の数
233万人(前年比63,845人の増加)
保育所等定員
247万人(前年比13万9千人の増加)
(出所:厚労省「保育所等関連状況取りまとめ(平成27年4月1日)」より)
まだまだいる待機児童
しかし、保育園に預けたいのに、利用できない子供、いわゆる「待機児童」は、
約23,000人
(出所:厚労省「保育所等関連状況取りまとめ(平成27年4月1日)」より)
前年が約21,000人で、一年で2,000人ほど増えています。
施設数は増え、定員も増えましたが、まだまだ待機児童がいるのが現状。
果たして、どこまで増やせばいいのか?
今回、ここで引用したデータはこちらです。