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ちょっと大変な日本の保育業界 その2

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実は、保育園の施設だけを増やしても、保育園問題は解決しない。

 

ちょっと大変な日本の保育業界 その2

 

保育士の現状の問題

厚生労働省で、現状の保育士の問題についてまとめている資料がある。

それによれば、

  • 年間5万人の保育士が就職し、3万人が離職する
  • 給与等の待遇が安いから?現状の離職率は10%
  • 資格はあるものの働いていない、潜在保育士は70万人以上

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上データは、厚生労働省の公表資料より。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/s.1_1.pdf

 

 

保育士不足

新聞やテレビ等のメディアで報じられているように、こどもの面倒をみる保育士が足りていない。

 いわゆる「保育士不足」という問題。

 

保育園に必要な保育士の人数

認可保育園の場合、

 

0歳児の場合

概ね子ども3人に対して保育士1人

 

3歳児の場合

概ね子ども20人に対して保育士1人

 

というような感じで、保育士一人に対して、保育園で預かれる子供の人数が決まっている。

 

 

保育士は40万人しかいない

たとえば、

平成27年4月1日現在、
日本全国では、
0-2歳児は309万人、
3-5歳児は315万人
合計624万人の子どもがいる

参考:統計局のホームページより

統計局ホームページ/統計トピックスNo.89/全国

 

かりに、全員が保育園を利用するとすると、

0歳児の保育士配置比で、0-2歳児の面倒を見ると103万人
3歳児の保育士配置比で、3−5歳児の面倒を見ると16万人
合計119万人の保育士が必要になる

 

しかし、現実の保育士の人数は41万人
(厚生労働省の資料より、平成25年10月1日時点) 。

 

こども全員が保育園を使うというような、極端なことは起きないだろうが、明らかに保育士不足。

 

 

保育士の給与は安い?

保育士が不足している理由の一つに、保育士の給与が安い、という指摘がよくされる。

 

保育士(女性)の平均給与 約21万円
(勤続年数7.7年)

 

看護師(女性)の平均給与 約33万円
(勤続年数7.8年)

 

出所:平成26年賃金構造基本統計調査 より

 

たしかに、勤務体系が厳しい看護師よりも、 平均給与は低い現実がある。

 

なお、ホームヘルパーさんの平均給与も平均21万円

 

ホームヘルパー(女性)の平均給与 約21万円
(勤続年数6.1年)

 

これをみると、「保育士の給与水準が低いから上げよ」という意見がでてきてしまう。 

上の内容は、お役所がまとめた資料なので、どうしても、統計的かつマクロ的な視点にならざるをえない。 

 

 

保育園が改善すべき点

保育園の経営状況という点も、この保育業界を見る上で、重要な視点であると思う。

保育園も、組織である以上、収支がマイナスになると、継続的な運営ができない。

ある保育園の運営者に聞くと、

認可保育園では、
預けられる園児数が決まっている = 売上が固定 だから、
いかに費用を減らすか、という視点に陥りやすい

その結果、マンパワーへのしわ寄せが発生しやすい。

全ての認可保育園が、そう考えているわけではなく、そういう傾向になりやすいという。

現在、保育アプリmoimoiを導入していただいている、いくつかの保育園をみると、経営意識のある保育園もあるのだな、と思うことがある。

 

なんとなく、そういう保育園を見ていて思うのが、

  • 保育園のサービスの質を向上させる
  • 保護者から選ばれる保育園にする
  • 業務効率等を改善していく 保育士の負担を減らす
  • その結果、収益が出やすくなり、保育士に還元しやすくなる

ということを実現している。

 

どういう組織であれ、 ボロ儲けすべき、ということではなく、適正な収支構造にする必要がある。そのためには、保育園運営も経営者視点が必要と思ったりする。

 

 





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